イグアスから飛行機のりついで 4000km南下し、南部パタゴニアの町 エル カラファテへ。
北緯にするとハワイからアラスカに行ったと同程度の緯度差なので 乗ったときはタンクトップで降りるときには冬山装備です。 ペリト=モレノ。 アンデス山脈の南部に位置するマッターホルンに似た美しい山です。 この山に、チリ側からの湿った風が吹きつけて大量の雪をふらせ、その雪が自己の重みで氷結し アルヘンティーナ湖に向かって滑り降りてきます。 こんなふうに↓↓ この氷河がせきとめて湖を二分するので、ふたつの湖の水位差が氷河を壊し大崩落がおきるそうです。 このあたり、ロスグラシアレス(=氷河)国立公園となっている氷河地帯は、南極・グリーンランドに次いで世界三位の面積で 傾斜が急で、低緯度にあることから動きが活発なことで有名です。 つまり世界一急流の氷河。 といっても流れが速い箇所でも1日2mくらい。 とくに午後には崩壊シーンがいっぱい見れました。 フェリーボートに乗って、氷壁に近づいてみる。 うわあー。 うわあーー。 (ここで、タイタニックポーズを取るカップルは国籍問わず必ずいる!) ぼんっと音がして、ときどき崩落が起こりますが 音速のが遅いから 音がしてから見ても崩落シーンは見れない。 一瞬を逃すまいと目を凝らして氷河の壁を見つめます。 対岸に渡って、アイゼンをつけ、 みんなで氷河によじ登ります。 2時間くらい氷河の上を行軍しました。 白銀と青色で構成された世界。 雪山のように見えるけど、ぜんぶ砂利くらいの氷の粒です。 氷河の上には湖や裂け目、深い穴がたくさんあり、そこには不思議なくらい青い水がたまってます。 すごい圧力のかかった水なので、空気や不純物が押し出された結果、透明度の高い水になり、 青以外の光を全部吸収してしまうため、こんな色をしてるのだそうです。 横からの圧力で こんな光景もできてます。 ガイドさんは ice castle と呼んでました。 最後に ガイドさんが氷河をピッケルで削りとって 「ここのは300前の氷だから300年もののウイスキーよ」とべたなこと言いつつ ウイスキーのオンザロックを作ってくれました。 みんなで乾杯w おいしかった♪
by kilkenny-cat
| 2010-04-02 07:41
| キルケのリアル大航海
|
by kilkenny-cat
カテゴリ
ペットショップへ行く前に
以前の記事
検索
その他のジャンル
記事ランキング
|
ファン申請 |
||