その後、ライオンの歯のペンダントとか、魔除けのお面など、いろいろもちだしてセールストークに移るマサイ族。
お客をばらばらにして、ひとりをマサイ大勢で取り囲むシフトをとったのはこのためだったんである。 脅すわけでもなく紳士的なんだけど、真っ暗だし、多勢に無勢だし、精悍だし、やっぱりちょっとこわい。。。 あたし担当のセールスマンたち↓ ここは恐怖に屈してはいけない!、NOと言える日本人を見せなければ!と意地になった。 言い値3000円のペンダントがどんどん下がって、700円、最後には2個で1000円までなったけど ジャパニーズエコノミックアニマルの精神にのっとってがんばり 買わなかった。 別の家に入れられた英国人の女の子は、開放された時、顔にオレンジ色のペインティングをされまくってた。 そして帰り道で失神した。 とても怖かったんだと思う。。。 帰りがけ「あなたたちは有能なビジネスマンですね」とちょっと皮肉をこめて言ったら 満面の笑顔で 「サンキュー♪」って喜んでくれた。 サンキューはマサイ語でなんていいますか?ときいたら「アシェ」だと教えてくれた。 「アシェ」をいっぱい言ってみんなとお別れした。 村からの帰り道、夕空に虹が見えた。 帰り道、考えた。 けっきょく最初の1000円払っただけで、歌って踊って結婚観や好みのタイプまで語ってくれるなんて、考えてみたらなんて親切なんだろう!? 精一杯もてなしてくれたんだと思う。 あんなに意地はらずに ライオンの歯 買えばよかったかなあ とちょっぴり後悔した。 マサイさん達、本当にありがとうございました。 アシェ! おしまい。
by kilkenny-cat
| 2012-07-20 20:52
| キルケのリアル大航海
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